認知症介護施設とは、 2000年4月の介護保険法制定に伴い、新たに類別された、老人関連の施設です。
名称どおり、認知症の老人を対象にした施設のことですが、年々、認知症の老人に対する介護の難しさや、家族の負担などがクローズアップされるにつれ、認知症の老人を専門に対処する施設の必要性の高まりから、設置されるようになったものです。
痴呆対応型老人共同生活援助事業が新たにスタートすることになり、この中で、認知症の状態にある要介護高齢者等に対し、共同生活が出来る高齢者介護施設としての認知症高齢者グループホームが、認知症介護施設というわけです。
認知症も、進行すると、かなり対処が難しくなり、家族の苦労も並大抵でなくなるのは、マスコミなどでも最近は盛んに取り上げられるようになっています。また、症状が重いと、ベテランの介護職人でもなかなか介護が難しくなるものです。
だからこそ、専門の、認知症介護施設が求められるようになるのでしょう。
認知症介護施設である、認知性高齢者グループホームの内容は、1グループ5~9人で、ヘルパーのケアを受けながら、食事の支度や掃除・洗濯などの日常生活、レクレーション等を共に行ったり、また、プライベートを尊重しながら、ゆとりと安心を持った生活環境を形成することで、認知症症状の進行をできるだけ抑えるようにします。
こうした共同生活を送ることで、実際に認知症の症状が軽減された人も沢山いるとの事です。
認知症の場合、いざ施設を選ぼうと思っても、各施設ごとでの特徴、自分に適している施設なのか、などは、判断しにくいものです。
特に、認知症高齢者の場合、自分で施設を選ぶことは極めて困難でしょう。
施設を選ぶときは、家族、親族や代理人が本人の立場にたって認知症介護施設を選ぶ、ということが大切です。
介護保険制度の施行以後、各施設の充実化が言われていますが、施設のサービスの実態はいろいろ不透明な部分が多いものです。
本人の症状と、施設の内容がうまくかみ合わないと、認知症が余計に進行してしまう可能性もあります。
だからこそ、施設選びは慎重に行う必要があります。
家族が認知症介護施設を選ぶ際に大切なのは、自分が認知症高齢者になったつもりで、本当にこの施設での生活で満足できるかどうかを自分の目で確かめ、納得することでしょう。
認知症は、突然起こったりするものです。自分には関係ないもの、と思っていても、いつか、自分にも深刻な問題として関わるかもしれませんし、そうなると、自分だけでなく周りに人にも迷惑をかけたりするものなのです。
認知症介護施設は、身近な施設となる可能性も、無きにしも非ずかもしれません。
認知症介護施についてですが、昔見た映画で「Memento」という作品があった。
記憶障害により、10分前の記憶しか保てない人間のストーリーであり、当時非常に感動したものであったが、こうした記憶が無くなるという事はあくまで映画の話と思っていた。
しかし、こうした記憶を忘れてしまう恐ろしい病気は、現実社会にも存在する。
それが、認知症と呼ばれる病気である。
認知症とは、元は「痴呆」という言葉であった病気の一種であり、非常に恐ろしい病気である。
心理的な症状としては、「物忘れ」「日時・場所・人の識別不能」「思考力・理解力の低下」「判断力の低下」などが挙げられ、行動的な症状としては「徘徊」「暴力」「不眠」「異食」などが挙げられる。
私の会社の社長は60歳になるが、物忘れが最近激しく、冗談で「認知症かな?」と言って笑っているが、実際にこの症状を抱える方、そしてその近親者にとってはけして笑える話ではない。
一例として、「コンビニに買い物に行っても何を買うのかを思い出せず、メモを持っている事も思い出せず、電話して誰かに聞くという発想も浮かばず…」と言う八方塞の状態に陥ってしまう。
認知症とは、このように生活に支障をきたす恐ろしい症状なのであり、
やはり高齢者社会の今日では、高齢者の数に比例して認知症患者も増え、平成22年には200万人を越えるだろうというデータも存在している。
このような認知症に悩む方に対する対策方法の一つが、介護施設での療養である。
実際に認知症賞患者に対して、集団生活を行い社会生活への復帰を目指す介護施設は、
そうした認知症患者の対策としては、効果が現れているという結果が出ている。
そして話を広げるが認知症の予防策としては「果物の摂取」「医薬品の摂取」など多くの存在があったが、その中で私が感銘を受けたものは2つである。
1点は、「明るく」「頭を使って」「諦めない」の頭の文字を取った「3A」の精神を忘れず、認知症患者に接すると言う事。
そしてもう1点が、「認知症患者にもプライドがあるから、1人の人間として扱う」という事である。
認知症介護施設では、上記の2点を実践しながら認知症患者と向き合うのである。
更に共通項を上げると、「小規模」で「集団生活を送る形式」と言った介護施設が多く存在した事から強引にまとめると、
認知症介護施設とは、小規模な集団で団体行動を行い、症状を治す施設であり、
認知症患者一人ひとりとしっかりと向き合い、根気強く明るく接していく施設であるとまとめる事が出来る。