個室の老人介護施設の価格や口コミについてですが、いざ、老人介護施設に入所することになったとき、個室と相部屋、どちらを希望するでしょうか?
おそらく、多くの利用者が、個室を希望することでしょう。
家族に老人介護施設への入所を勧めるときも、個室を勧める場合が多いものです。
これには、個人情報保護法の制定もあり、個人のプライバシーの重要さが認識されるようになったと同時に、利用者本人も個室を希望する人が増えていることもあります。
こうしたことから、個室の老人介護施設は急速に増えつつあります。
あるところの研究でも、個室の老人介護施設の方が、生活が豊かになるという研究成果が報告されています。
厚生労働省も、原則四人部屋の特別養護老人ホームを、完全個室化する方針を打ち出しています。
今後、独居老人や高齢世帯が増え、介護施設への需要が高まることを受けて、高齢者に自宅と同じような暮らしを保障するのが狙いです。
介護施設の位置付けを、「収容の場」から「暮らしの場」へと見直す政策転換の現れでしょう。
しかし一方で、個室の老人介護施設の必要性に対する疑問の声もあります。
入居者がある程度元気で、身の回りのことも自分で出来るなら、プライバシーを確保できる個室化は必要とは言えるでしょう。
しかし、現在の老人介護福祉施設の入居者をみると、かなり重介護の人も多く、痴呆の進んだ入居者もいます。
意識状態に問題のある場合には、やはり個室はふさわしくないと言えます。
意識障害のある重介護者が個室になると、今のシステムでは介護人数が不足しますし、介護報酬もそれに見合ったシステムではありません。
意識障害のある重介護者の場合、数人一緒の部屋での介護の方が、見守りしながら他の介護や食事介助なども行えます。
しかし、利用者の孤立化や、緊急時に対応が遅れる、などの、個室化の問題を指摘する声に対しては、個室化により、逆にグループ活動への興味もわく、とか、緊急時の対応も、巡回をこまめに行えばよい、という意見もあるのです。
やはり、個室の老人介護施設の推進は、時代の流れと言えるでしょう。
老人介護施設の個室化の推進により、老人向けの施設が生活の場として、より「住居」により近づいていくことになります。
そのような流れの中で、より長期的な課題として、「施設」という感覚が強かった老人介護施設について、その基本的な位置づけを再検討する必要も出てくるでしょう。
特に、利用料金について、低所得者について一定の配慮を行いながら、プライバシーが確保され、自立が保たれた環境で生活することが保障されるようにならなければいけません。
老人介護施設の価格の決まり方は何によって違いが出てくるのでしょうか?
何の媒体を通じてかは忘れたが、焼き付いて覚えている言葉があり、病院の話であったが、
「団体部屋から個室に移ったということは、もう助かる見込みが無いということか!」というような言葉であった。
幼かった私は単純にこれを信じ、団体部屋から個室に移るという事に恐怖を覚えた。
しかし、これはあくまで一例であり、一概に症状が悪化したから個室に移るとは言えないとの事である。
そして、この個室と言うのはある意味、価格も変化するのである。
上記の病院での話とは少し違う話かもしれないが、最近では老人介護施設にも個室のタイプのものが増加しているとの事である。
従来、老人介護施設は団体部屋形式がスタンダードな形であったそうだが、やはり昨今のプライバシーの問題、そして個人情報保護法などの時代背景もあってか、完全に個室がメインとなっているとの事である。ちなみにだが、私の実家で営んでいる老人介護施設も全部屋(と言っても9部屋だが)が個室のものである。
そして入居者も、個室を望んでいるとの事であるが、私も同感である。
と言うのも、私も高校時代から1人暮らしをしていたからである。
その高校時代の友人の中に、団体部屋で生活している人間もいたが、やはりプライバシーはあって無い様なものであったと聞くし、辛かったと彼は言っていた。
しかし、「今でも最高に仲が良いし、今となればあれで良かった」と彼は言っていた。
高校時代の寮と、老人介護施設を同列に語るのは間違っているかもしれないが、ここで敢えて個室のデメリットと団体部屋のメリットを述べたいと思う。
第一に「費用面」である。
個室に比べると団体部屋は明らかに安い。
老人介護施設への入居を考えている高齢者の方の中には、経済状況が厳しい方もいるかも知れない。
その際には値段の安価である団体部屋は魅力的である。
そして第二に、「安全面」である。
単純計算であるが、1つの部屋の介護には1人の人間が必要である。
そうすると介護士を多く雇う事になり、人件費が上がると言う事も考えられる。
また、最悪の事態ではあるが、もし入居者の方に何か起こった際、団体部屋であれば周りの人間がそれに気付く事が出来る事は大きなメリットではないだろうか。
そして、第三に「連帯感」である。
高校時代、個室の寮に1人でいる時間は正直、寂しい事もあった。
それでも談話室などに言えば他の入居者と触れ合えるのではあるが、最終的に部屋に戻った時に1人でいる事は少し寂しいと感じる高齢者もいるかも知れない。
以上、の三点はあくまで老人介護施設の現状を知らない人間の意見かも知れないが、こうした側面もあるのではないかと言う私なりの問題提起であるが、あながち的外れな意見でも無いのではないかと私は考える。