有料老人ホームの人員基準について考えてみたいと思います。
平成12年の介護保険制度施行後、有料老人ホームも大きな変化が起こっています。
それまでは、利用者の自己負担で運営されていた有料老人ホームが、介護部分に、公費が投入されることになりました。
これを機会に、ホーム数も急速に増え、また従来の有料老人ホームとはタイプの違うホームが急増しています。
こうしたことから、有料老人ホームといっても、現状、様々なタイプのものが登場するようになりました。
有料老人ホームの利用を考える本人、家族、いずれも、ホーム探しに取りかかる前に、入居の条件、サービスの内容、必要な費用、ホームでの利用者の様子、介護や医療サービスの内容など、最低限知っておくべき基本知識を学ぶ必要があります。
これに加え、ホームの規模や居室の間取り、立地条件、経営者の理念、ホームの介護体制、協力病院の医療体制など、さまざまな角度から、具体的に比較検討することになります。
現況、有料老人ホームの傾向としては、要介護者向けのものが主流で、入居費用が低価格な一方、居室は15㎡前後と小さく、規模も比較的小さい(50室前後)。
共用部分は必要最小限、と言うタイプが多いようです。
また、都市型で、ホテルなどを改装した形式のものも増えています。
最近の要介護高齢者を対象にした有料老人ホームはワンルームタイプのものが多く、入居一時金も数百万円と低額なものが増えているのが現況でしょう。
有料老人ホームの急増による自治体の特定施設入所者介護事業参入規制もあり、住宅型の伸びも著しいようです。
特別養護老人ホームの不足で、入居を待つにも2、3年待つことなどあたりまえ、といわれる中、すぐに入居できる民間の有料老人ホームへ期待が集まるのは、当然の流れかもしれません。
有料老人ホームは、需要の高まりにより、入居一時金は300万円台から3000万円台までと、金額に幅があり、中には一時金が不要の施設もあります。
それだけに有料老人ホームは、一人一人に合わせた選び方ができるようになっています。
有料老人ホームのサービスの内容も、ペットと同居できたり、介護職員が24時間常駐し、医療ニーズの高い入居者でも安心できる有料老人ホームなど、多様化するニーズに対応したものとなってきています。
老人ホーム毎に、生活が豊かなものとなるように、レクレーションやイベントなど、様々な工夫をしているところもあります。
今後は、安心して自分らしい生活をより楽しむための、個人の生活サポートシステム、へと有料老人ホームは変化していくことでしょう。
老人ホームにも2つの種類がある。それは「有料」か「無料」かの差である。
まず無料の老人ホーム、と言うよりは我々が一般に呼ぶ方の老人ホームは大辞林によると、
「居宅での生活が困難な老人を収容して必要なサービスを提供する施設」であり、
「地方公共団体や社会福祉法人が運営する養護老人ホーム・特別養護老人ホーム・軽費老人ホーム」の事を指す。
ちなみに、以前に養老院と呼ばれていたのもこの無料老人ホームである。
また、有料老人ホームとは運営団体が民間である高齢者向けの保養施設の事を指す。
ちなみに、この有料老人ホームは「老人福祉施設」とは違う。
老人福祉施設とは簡単にまとめてしまい恐縮ではあるが、
行政の措置や、経済的に生活出来ない高齢者が「強制的に入れられる施設」である。
よって極論かも知れないが、有料老人ホームは「自分の意思で入れる施設」と言う事である。
これらの施設は十把一括りにされる事も多いが、少なくとも上記で触れた「無料老人ホーム」「有料老人ホーム」「老人福祉施設」は全て相反する。
我々はこれらの違いをしっかりと把握しなければならない。
と言うのも、これを深く知らなかった私に対する自戒の意味も込めてではあるが。
話が逸れたが、この無料老人ホームは事前に各都道府県に申請を行う義務があり、
形式としては大まかに言えば「終身」と「賃貸」に分類されるが、圧倒的に前者の方が割り増しは高い。
そして、「介護付き」「住宅型」「健康型」の3つの種類に分類される。
「介護付き無料老人ホーム」が最も多い形式であり、ホーム内での食事などの生活サービスと介護サービスを受けられるようになっているものを指す。ちなみに介護保険料はホームが代理受領する。
「住宅型無料老人ホーム」はホーム内での食事などの生活サービスを受けられるが、介護が必要となった場合は外部の訪問看護サービスなどを利用し、自宅に近い形式となる。
「健康型無料老人ホーム」はホーム内での食事などの生活サービスを受けられるが、介護が必要となった場合は契約を解除する形式であり、人気も数も少ない。
簡単にではあるが、有料老人ホームと言ってもこのように分類されるのである。
こうした有料老人ホームは民間事業者による設立が相次ぎ、全国で2000軒以上設立されているが、問われるのは質であり、モラルである。
本当に腹立たしい話であるが、「老人虐待」という言葉もあるし、
国から出る助成金で私腹を肥やして、入居者に劣悪なサービスを提供すると言った有料老人ホームの噂も聞いた事がある。こうした話は聞きたくない。
高齢者のニーズに答える為に様々な形式の有料老人ホームが出来る事は喜ばしい事ではあるが、こうした一部の愚者が出てしまう事が私には憤りを隠せない。